記事一覧

パネライ復興のキーマンにして

フィレンツェから生まれたパネライの由来とは

パネライの再興に力を尽くした、一番の立役者といえば、アンジェロ・ボナーティという人物だろう。

芸術と科学の街フィレンツェの、小さな時計工房が、第二次世界大戦の前に世に送り出した、高い防水機能を誇るイタリア海軍のフロッグマンのための時計「パネライ」。

パネライ スーパー コピー 腕時計 PAM01070 サブマーシブル・GOLDTECH™・オロカーボ 44MM

品番:PAM01070
ムーブメント:Cal.P.900 自動巻き
ケース:GOLDTECH™
ベゼル:CARBOTECH™
ケースサイズ:44mm
ケースバック:エングレーブ
機能:時・分・秒・日付け
パワーリーブ:72時間
防水:300m
ガラス:サファイアクリスタル
ダイヤル: ブラッシュブラック
ストラップ:ラバー 尾錠

その存在を知ったのは1970年代の半ば頃のことだった。

確か最初にこの時計を紹介していた記事は『タイム・スペック』という、日本で初めての腕時計専門誌だったと記憶する。その時驚いたのは、その時計にはスイスの、ロレックス社製のムーブメントが使われているという記述だった。

すぐにその謎は解ける。

フィレンツェのオフィチーネ パネライ社では、早くからイタリアでロレックス社の時計の優秀さに気付いた、初代経営者ジョバンニ・パネライが、ロレックスの時計を輸入販売しており、そのようなつながりから、ロレックス・ムーブメントを使うことができたのだろうということであった。ご存じのようにスイスは永世中立国であり、それゆえ体制の異なる様々な国に、時計を供給することが可能だったのだ。

その特殊な時計に、ポケットウォッチのためのムーブメントが使われていたのも印象的だった。軍事作戦には正確な時間の読み取りが必要だからである。

大きなムーブメントを包み込む、重厚な防水仕様のケースは、いかにも軍用という感じで、その佇まいからもヘビーデューティさが伝わってくる。

そんなパネライ時計の写真を見ていて、子ども時代に映画好きの父に連れられて見に行ったある映画のことを思い出したのだった。

それは地中海のジブラルタル港に停泊していた、イギリス海軍の戦艦などを、イタリア海軍の特殊潜航部隊のフロッグマンといわれていた兵士が、マイアーレ(豚)と呼ばれた、二人乗りの水中スクーターのようなものに乗り、機雷を仕掛けて爆破しに行くという、史実にもとづいた『人間魚雷』という映画だった。モノクローム映画の中の、アクアラングの形や、フロッグマンの身に着けていたものが、60年以上経た今でも、鮮明に印象に残っているのも不思議なことだが、確かにそのフロッグマンたちは、深度計や潜水時計を身に着けていたように記憶している。ひょっとしたら、その映画の小道具としてパネライの時計や深度計が使われていたのかもしれない。

また『巨艦いまだ沈まず』という映画でも、アレキサンドリア港に停泊しているイギリスの戦艦ヴァリアントを爆破するため決死行をする、フロッグマンの姿が描かれた。

『タイム・スペック』にパネライの記事が掲載された後、ミリタリーものが好きな人々が、この素敵な歴史を持つ時計への興味を抱き始め、おそらくイタリアにはそれ以前から軍関係者や研究者など、この時計の情報を知る人がいただろうが、この時代から、急激にコレクターアイテムとして、パネライの人気が上昇したように思う。


【関連記事】:https://tohno-shinkyu-seikotsuin.com/wp-includes/widgets/diary.cgi