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この金無垢のスピードマスターは、実際に月に行ったわけではないが、月面着陸を可能にした多くの関係者を讃えたモデルだ。

1969年11月25日、テキサス州ヒューストンで開催されたNASAの宇宙飛行士を讃える晩餐会で初めて発表された。No.1とNo.2の2本は、当時のアメリカ大統領リチャード・ニクソンと副大統領スピロ・T・アグニューに贈られたが、公職者が高級品を受け取ることを禁止する規則に則り、両名とも丁重に辞退した。先月同僚のスティーブン・プルビレントが執筆した記事「オメガにとって初めてのゴールド製スピードマスター」でニクソンに贈られた個体の実物がご覧いただける。No.3から28までの26本の個体は、前述の晩餐会で宇宙飛行士らに贈られた。1969年から1973年のあいだに、通算1014本の時計が製造された。

任務や特定の作業を行うために使用された時計を、イエローゴールドという貴金属で再解釈することは、私にとって魅力的なことに感じられる。ジャック・ホイヤー氏が自動車業界のメンバーに贈った金無垢のホイヤー カレラのように、このスピードマスターは、プロ中のプロたちの並外れた業績を讃えるために作られたのだ。

金無垢のスピードマスターは、標準的なスティールケースのスピーディとはまったく違った、素晴らしいものだと思う。2019年初めにオメガがこの時計にオマージュを捧げたモデルを発表したことは喜ばしいニュースだった。オリジナルはCal.321を採用していなかったが、この記念すべき年に、ゴールドであれ何であれ、Cal.321を搭載したスピードマスターが登場することを願ってやまない。

2020年 オメガ新作 スピードマスター偽物“シルバー スヌーピー アワード” 50周年記念 310.32.42.50.02.001

サイズ | カラー | 素材

スピードマスター “シルバー スヌーピー アワード” 50周年記念

Ref:310.32.42.50.02.001

ケース径:42mm

ケース素材:ステンレススティール(ポリッシュ&ブラッシュ仕上げ)

防水性:50m

ストラップ:ブルーのナイロン製ファブリック、ストラップの裏地にアポロ13号の軌道をエンボス加工で描く

ムーブメント:手巻き、Cal.3861、50時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、26石

仕様:時・分・クロノグラフ秒表示、スピードマスター 第4世代にインスピレーションを受けたシルバー製のステップダイアルに3つのサブダイアルとダイアルの傾斜に合わせて角度をつけたインデックス(サブダイアルとインデックスはPVDでブルーに)、9時位置のサブダイアルにはシルバー スヌーピー アワード受賞者に贈られるシルバー製のピンと同じポーズをした宇宙服を着たスヌーピーをエンボス加工で表現、ブルーセラミック[ZrO2]製のベゼルリングにホワイトエナメルのタキメータースケール、マジックハンドに司令船に乗ったスヌーピーがあしらわれクロノグラフ機能が使用されると 月の裏側を旅するように回転、スモールセコンドとして連動して動く地球をかたどったディスクが1分間に1回転、ケースバックの周囲にシルバー スヌーピー アワードへのトリビュートとなる“SILVER SNOOPY AWARD OCT. 5, 1970””APOLLO XIII APRIL 1970”の文字を黒でエングレーブ、