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絶対確実な手首の上の腕時計

キングダイバーは、60年代と70年代のEPSAケースのダイバーズから受け継いだようなコンプレッサー式の43mmサイズのケースを採用している。しかし、2時と4時の位置にあるリューズには典型的なクロスハッチ(あや目陰影装飾)はない。その代わり、リューズにはオリエントの“O”のサインが入っている。43mmというケースサイズは、手首に装着すると隅々まで目に入ってくる。決して小さくはないが、オリジナルも同じような42mmのサイズだった。

 オリエントの時計のほとんど全てが価格に対して価値あるスペックをもっている。自社製ムーブメントを搭載していること、時計に特化した歴史あるブランドであること、そして価格が適正であることだ。外観は、すべてのモデルが満足できるものとは言えない。だが、ウィークリーオートオリエントは満足できるものだ。60年代、70年代のスーパーコンプレッサーを搭載したダイバーズが好きな人には、きっと心に響くデザインだと思う。オリエントほどの名のあるブランドで、この価格帯でスーパーコンプレッサーケースを採用した新作を出したところはほかにない。オリエントが400ドル強(日本では税込で4万9500円)の価格で売り出したのに対し、ロンジンのレジェンドダイバーは5倍強の価格だ。

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オリジナルは40m防水だったが、この2020年バージョンは200m防水となった。その理由の多くは、60年代のアクリル風防の代わりに、新しいミネラルガラス風防を採用したことにある。 ウィークリーオートオリエントキングダイバーは、適正価格とスペックとの完璧な組み合わせであり、少々雑に扱っても気にする必要のない時計なのだ。

 ブレスレットは典型的なオリエントのスタイルで、時計の実際のクオリティとは一致しない。ブレスレットで数カ月間使用した後、当時の雰囲気を再現したトロピックストラップに交換したところ、この時計の良さが際立った。海に出て釣り糸を垂らしたり、獲物をさばいたりするときに身に着ける時計となったのだ。2003年当時の私が見たら、誇りに思うだろう。

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